車のエアコンには
「外気導入モード」と「内気循環モード」
があるのをご存じですか?
読んで字のごとく外から空気を取り入れるか
そうでないか、の違いですが
これには何か意味があるのでしょうか?
僕はかなりニオイに敏感な方なので
外から排ガスのニオイ、肥やしのニオイ
野焼きのニオイが入ってくると厳しいので
ずっと内気循環モードです。
エアコンを切り替えたりすると
勝手に外気モードになってしまって
ああ、もう!といそいそと内気に戻します。
では、そんな「クサイ」外気導入モードに
意味はあるのでしょうか?調べてみました。
基本は「外気導入モード」
いきなり衝撃の?回答をしてしまいましたが
走行中のエアコンは基本外気モード推奨らしいです。
あまり見たことありませんが
車の説明書にもそう書いてあるそうです。
「内気」は渋滞やトンネルなどで
空気が汚れているとき、
早く冷暖房を効かせたいときに使うそうです。
なぜ!?臭いのに。
答えは何と、安全運転のためでした!
ずっと内気循環じゃ危険なの?
安全運転のため、というと
当然このような疑問が出てきますよね。
結論からいうと、
内気を続けることで直接危険なことが
が起こるわけではないですが
支障をきたす恐れがあるということです。
我々人間は呼吸しますよね。
呼吸をするとあるモノを排出します。
そう、二酸化炭素!
内気モードでは二酸化炭素濃度が高くなりやすい
という危険があります。
?CO2濃度が高くなると危険なの?
CO2濃度が高くなると
一般的に眠気が起こります。
そして、集中力、思考力が低下します。
それに窓が曇りやすくなり、
視界を遮る可能性がある、と。
大人二人で一般的な車に乗り
一時間も運転するとCO2濃度は
4,000ppm程度になるそうです。
この数値は、一般的な作業環境において
5,000ppm以下であればほぼ悪影響が見られない
という基準となる数値だそうです。
ただ、五千のうちの四千って結構上限近いですよね。
それに、先ほどの集中力、思考力は
CO2濃度2,500ppmを超えると低下し始めるそうです。
とはいえ、車には「ドラフター」と呼ばれる
換気口が付いているため、
急に極端な低酸素状態にはならないそうなので
ご安心を。
これだけ聞いただけでも内気モードは
やめようかな、って思いますよね。
ただ、雪に埋もれたときだけは
外気導入は危険ですので絶対にしないように
気を付けましょう。
フィルターについて
積極的に外気を入れるとなると
外気導入口の門番・フィルターが気になりますよね。
外気導入口はだいたいボンネットの上、
ワイパーの下にあります。
そこから入った空気が内気循環の空気と交わり
フィルターを通りエアコンに辿り着くわけです。
なので外気口を開けると、外から様々なゴミが
入ってきますのでフィルターは汚れやすくなる
と言えます。
ただ、内気循環のみでも
髪の毛や埃、ペットの毛やタバコの煙など、
さらに先ほどのドラフターから外気も一定量
入ってきますので汚れます。
交換時期は?
車の説明書には通常外気モードで、
と書いてあるのでフィルターについての記述も
当然外気モードを前提に書いてあるものとし、
2万キロ、大都市や粉塵の多い地域では
1万キロで交換してくださいと書いてあります。
内気モードでしか走らないって人は
もう少し引っ張ってもよさそうですね。
ただし、引っ張りすぎると
故障の原因になりますので自己責任で。
ちなみに内気モードでしか走らない男・モミ夫は
自らの意思でフィルター交換したことは
ありませんがまだ壊れたことはないです。
まとめ。
・走行中は基本的に外気モード
・エアコン効かせたいとき、
臭いときは内気モードに切り替え
・外気モードで特別フィルターが汚れる、
ってことを想定して車検毎ぐらいには
交換するが推奨
こんな感じで覚えておいたら何かの役に立つかもね!