世界各国で音楽フェス、盛んですよね。
日本でも御多分に洩れず流行ってますね。
特にこの夏、近年稀に見る暑さにも関わらず
野外フェスが大いに盛り上がってました。
自分も千葉に住んでたころは
しょっちゅう音楽フェスには出向いてて、
思い出の夏フェスと言えば2006年のサマソニ!
敬愛するメタリカがトリで出て
30分押しで出てきて2時間ショウをする
「夜10時に外でこの大音量、大丈夫なの?」
というサイコーのステージが見られました。
他には夏でも野外でもないですが
パンテラ、スレイヤーがヘッドライナーを
務めたBeast Feast2001、
メガデス、スレイヤー、アンスラックス、
アーチ・エネミー(さっきまでずっと「アーク・エネミー」だと思ってた)、
インフレイムス、ドラゴンフォース、
ナパームなど吐き気がするほどの
豪華ラインナップだったLoudPark’06、
カーカス、スリップノット、ドラフォが
寄った土曜日しか行かなかったLoudPark’08
(当時ラウパは2日間開催)、
そしてももクロ見たさに行って、ついでに
スリップノット、マキシマムザホルモン、
当時は名前も知らなかったマンウィズを
見てきたオズフェストジャパン2013。
やー、楽しかったなー。
一粒で何度もおいしい音楽フェスですが、
昨年「究極の贅沢」音楽フェスティバルが
カリブ海のバハマで執り行われる予定でした。
去年の話なのに予定でした、って
そう、中止だったんですね。
そもそも何が究極の贅沢なんだ?
出演者?施設?究極の贅沢に参加するような
金持ちは生半可なものじゃ満足しませんよね。
どういう内容だったのか、見てみましょう。
究極の贅沢「Fyre Festival」
皆さんにとって究極の贅沢とは何ですか?
ウマイ物を好きなだけ食べるとか?
豪華客船で世界一周の旅とか?
価値観によって人それぞれですよね。
Fyre Festivalが提供する究極の贅沢は、
高級ホテルに泊まり好きなアーティストが
ずらりと並ぶフェスに参加しながら
豪華な食事を楽しむ、
「10年に一度のカルチャー体験」。
うん、贅沢だ!
レイ・シュリマーやスケプタ、
G.O.O.Dといったアーティストが出演!
ん?アーティスト?全員知らないんだが。
欧米では有名なんですかね。
なんせ究極の贅沢ですからね。
その人たちを見ながら
カリブ海・バハマの個人所有の島で過ごす。
ん?個人所有の島?
超が付く大金持ちは自分の持つ島に
高級宿泊施設を作るのだろうか。
フェスのチケットは日本円にして
約44万円~約2750万円とまさに究極。
2泊3日で3000万円近い金額とか
庶民の常識は一切通用しない値段!
家が建つわ。
現実は甘くなかった
開催を前に、飛行機の遅延などで
その個人所有の島まで
辿り着けない不具合が続出!
やむ無くチケット払い戻されることに。
究極の贅沢にありつけなかった
気の毒な人たちが多数生まれました。
運よく島に到着できた人たちはどうだったのでしょう。
まず、高級ホテル。
難民キャンプ?宿泊費は約140万円。
次に、豪華な食事。
究極のパンとチーズでできてるのか?
さらに出演予定のバンドも
前日になって「会場設備の不備」を理由に
出演をキャンセルするものも。
挙句、当日になって中止という
最悪な結果に。
まとめ。
ある意味、「最高にエグゼクティブな体験」
ができたんじゃないでしょうか(笑)
当然ながら騒ぎは訴訟沙汰に発展し、
主催者の26歳のハイテク起業家(笑)が
原告2人に対し約2億8000万円の損害賠償を
支払うことになりました。
被告のハイテク起業家は
通信詐欺罪2件と金融詐欺罪の罪を認めているそうです。
ただ、詐欺にしてはあまりにも
お粗末ですよね。
被告は真剣に最高の贅沢を考えていたのかもね。知恵が足りなかった、ってだけで。