中国がまたしてもやってくれました。
当サイトでも取り上げたことのある、
「ゴキブリ」。
キライですよね。キモチワルイですよね。
世の中からいなくなってしまえばいい、
と思われる生物の代表格ではないでしょうか。
そんなゴキブリを世の中の為に使う画期的な?
方法が中国で考え出され、実用化されています。
ヤツが雑食性なことを利用します
ゴキブリという単語を目にするだけでもイヤだ、
という人も多いと思いますのでここからは
伏せ字、「⑤」を使用します!
⑤って基本、何でも食べますよね。
その生態を利用して生ゴミを
美味しい餌に加工して食べてもらいます。
そう、生ゴミを⑤に処理してもらう
という恐るべき発想!
山東省済南市では鉄やガラス、プラスチック等
を取り除いた有機ゴミを砕いて
ペースト状にし⑤の飼育室に送る行程を全自動で行なっています。
現在、その飼育室には300万㌧、
3億匹という見ただけで気絶しそうな量の
⑤が飼育され、日々15㌧のゴミ処理に精を出しています。
さらに2019年には規模を拡大し、
200㌧のゴミを処理できるようにする予定だそうです。
15㌧で3億匹ということは?
200㌧だと13億匹以上!
中国の人口に匹敵する数がひしめくとか想像すらしたくないですね。
ワモン⑤を飼育する
ワモン⑤とは日本にも生息する「いわゆる」
な形をした個体でチャバネより
やや大きいサイズで、オスで体長5㎝弱。
その5㎝弱が3億匹・・・やめよう。
全身は淡褐色で、胸部にリング状の輪紋
があることが名前の由来となっています。
原産地はアフリカで、寒さに弱く、
20℃以下の環境では活動できません。
町中の色んな所に住んでいて、夜行性。
メスは週に一個、卵が約15個入った卵鞘を生みます。
また、他の⑤の種と同じく単為生殖を行い、
オスがいなくても繁殖することかできます。
孵化後、成虫になるまで半年から一年を要し、
寿命は3年以上に及びます。
一週間で15匹。
一か月で60匹。
1年で720匹。
成虫になってから繁殖可能として、
生涯で1500匹前後の子を産むわけですね。
なんて子だくさん。
雑食性と言いましたが食品だけでなく
衣類、紙、動物の死骸など様々なものを食べます。
なんてたくましい。
死んだら飼料になる
⑤は蛋白質飼料としても利用できるそーです。
蛋白質飼料とは:
人間に蛋白質が必須であるように、動物にもまた蛋白質は必須です。
それは養殖される動物にも言えることで、これまで豆類、魚粉で賄ってきました。
それを蛋白質飼料と呼びます。それが人口増加、気候変動のために餌にする蛋白質の供給が困難になってきています。
そこで注目されているのがアブの幼虫やミールワームを原料とする昆虫飼料なのです。
要するに、虫に鶏や魚の餌になってもらおう
という試みです。
虫を食べる文化を持つ国もありますが
多くの欧米諸国は虫、食べませんよね。
そういう人たちは自分らが食べる魚や鳥が
虫を餌として与えられてる、というだけで
嫌悪感を示すようです。
自然では当たり前に虫食べてるのにね。
だけど⑤は・・・うーん、ですよね。
猫とか⑤を捕まえて食べちゃいますけどね。
3億匹いる部屋からどうやって
死んだ⑤を集めるのか。
人が入ってホウキとかで集めるのかなあ。
ブルブル。
やはりあるのね、問題点。
欧米で養殖されているワームなどは
おとなしく、脱走とかまずしませんが
⑤はあちこち動き回り、活動的ですよね。
→壁に水を噴射したり、
食虫魚を飼っている溝を飼育室内外に作り対応している
死骸やふんを食べる⑤。
衛生面は?
→清潔な飼育環境下で飼っているため
サルモネラ菌、大腸菌共にゼロ。
・・・だいじょうぶか!?
まとめ。
ここでの⑤の場合は生ゴミですが
ミールワームなんかは廃棄予定の果物や食品
を飼料にするそうです。
世界的には生ゴミ処理の際生じる
ガスを燃料として再利用する方法が
主流だそうですが何がベストかは
やってみないとわかりませんからね。
フードロスが問題になっている昨今、
ゴミにしない工夫、出てしまったゴミを
如何に再利用するか、の工夫。
色んなアイデアが出るのはとてもいい事と
思いますがやっぱりゴキブリは気持ち悪いな。