実践編① 坐骨神経痛を例に臨床で応用する

oouyou zakotsu herunia

実際の治療に活かしていく

 

今回から実践編です。

実践編ということで、実際の施術の流れに沿って
臨床でどのように応用していくのか、
解説をしていきましょう。

 

あ、最初に断っておきますけど、
自分の手技はかなり痛いです。

痛くしようとしているわけではありませんが
悪いところに触れる以上、
ホントに触るだけでもそれなりに痛いです。

悪ければ悪いほど痛いです。

そういう前提で受けてもらってます。
患者さんに、予めそういう前振りはしたことないですけどね。

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坐骨神経痛の治療

 

ハイ!では、まずは坐骨神経痛の症状を訴える人が来たとします!
坐骨神経痛って、なんでなるか知ってます??

「ヘルニアで脱出した椎間板が神経根を圧迫して・・・」

まあそうですよね。そうですけど。
そうじゃない場合、多くは梨状筋症候群で坐骨神経痛様の症状を引き起こします。

椎間板が神経根を圧迫しなくても
硬くなった梨状筋が坐骨神経を圧迫して
下肢に痺れ、痛みを引き起こします。

「え?そうなんですか?」

柔整の学校を卒業したばかりのスタッフが言ってたのを思い出します。

 

その場合、なんぼ腰に薬を塗っても、
注射を打っても治りませんよね。
だって悪いのはそこじゃねえんだもん。

梨状筋を徹底的にほぐして神経を回復させる。
ここに最大限注力します。

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一か所だけに囚われない

 

なら、梨状筋だけ
ガッツリ揉んでやればいいんですね?

いやいやいやいや。
そうすると多分、しりが返って痛くなりますわ。

梨状筋をほぐしつつ、
坐骨神経に沿った部位の硬結をほぐしていきます。

梨状筋はそもそも、ぶ厚いしりの肉の下にあるので
そこに刺激を届かすのは大変です。
では、どうやってぶ厚いしりをかいくぐって現場まで到達させるのか?

 

ちょっと、いやだいぶ横道に逸れますが、
大事なとこなんでまた次回に解説します。

 

坐骨神経に沿った部位。
つまり腰部から始まり臀部、大腿後面、
下腿部前面後面、足底部、です。

大概、それらのどこかに特に強い硬結が
出るわけですが、前述のようにそこだけガッツリ
やると中々ほぐれない上に筋を痛めやすいです。

 

ですので自分は、
股関節から足底までを一つのユニットとして考え、
全体的な流れ、バランスをよくするよう
心掛けてほぐしていきます。

 

例えば下腿部が硬くなっていたとして、
そこをよくするために大腿部の状態を良くし、
下腿部に新鮮な気・血が行き渡るようにする、
そんなイメージ。

いきなり東洋医学的な単語を使ってみましたがお気になさらずに。

 

そうやって流れを意識して施術していくことで
ただ、「硬いところをほぐす。」だけの手技とは
一味違った結果が付いてくると思いますよ?

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