西城秀樹さんも逝く!急性心不全とは?特徴的な症状を知り備えよう。

去る5月16日、西城秀樹さんが
急性心不全のため亡くなりました。

今年2月に亡くなった大杉漣さんと同じ死因です。

がん、脳卒中、心疾患。

未だ多い三大成人病で亡くなる方たち。
人類がこれらの病に打ち克つ日は訪れるのでしょうか。

これら命に関わる心不全を含む心疾患全般。
もし起こってしまった時に慌てないで済むように
予備知識を持っときましょう。

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心不全とは?

心不全とは、心臓の機能が低下し、
十分な血液を送り出せなくなった状態
を言います。

血液量が低下し、他の臓器に影響を与えるため
多臓器不全を起こし死に至ることもある、恐ろしい状態です。

 

ここで一つ、注意点が。

心不全は心臓の状態を表す言葉で、
病気の名前ではありません。

病理学上では
「心臓が止まった」
という意味でしかないそうです。

例えば急性期なら心筋梗塞によって起こる
心不全症候群、

慢性なら心臓弁膜症や心筋症に伴う
心不全。

というように元々心疾患を抱えていて
その結果引き起こされる心不全、
という風に覚えておきましょう。

 

心不全の中には
先ほどの急性・慢性、
肺循環の右心不全・体循環の左心不全
と大まかに分けることができます。

急性・慢性はその通り数時間〜数日単位か、
月〜年単位か。

右・左もそのまんま、
心臓の右側か、左側か。
両方なんてパターンもあるそうです。

 

心不全になると酸素が足りなくなるので
息切れしたり疲れやすくなります。

さらに血が行き渡らなくなるので
手足が冷たく色が悪くなります。

ポンプの機能が低下するので手足、内臓に
水が溜まりやすくなります。

特に肺に水が溜まると酸欠状態になり
安静にしていても息苦しくなります。

ちなみに悪くなる前に「おなかが痛い」
なんて症状をよく聞きますが
これは心筋梗塞の前触れのことが多く
その後心不全を起こし亡くなる方が多いです。

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一応、クラス分けができます

NYHA心機能分類でクラス分けできます。
だがしかし、
「ここでクラスを覚えたから安心だーぜー!」
とか思われてしまうと困るので

「自分は当てはまるのか」、
「軽いのか、重いのか」
の基準ぐらいに思っといてください。

NYHA

〇クラス1&2[軽度]

クラス1はほぼ無症状。
2になると強い労作で症状が出る。

〇クラス3[中等度]

簡単な労作で症状が出ることがある。

〇クラス4[重度]

安静にしていても狭心症様の症状があり、
動くとさらに悪化する。

まとめ。

心疾患があり、心停止に至るまでには
むくみ、動機、肺水腫、チアノーゼなど
様々な症状が現れます。

ずっと来てくれてたばあちゃんは
「左の背中がズーズーする」と
ズーズーの意味はわかりませんが言ってましたね

これら基礎疾患をお持ちの方は
体調管理をしっかりし、

 ・疲れ、ストレスを溜めない、
 ・暴飲暴食しない、
 ・運動不足にならない、
 ・肥満を解消する、

など積極的に取り組んでいかないと危ないですよ!?

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