関節に肉が巻くとは何ぞや!医師の診断を検証しよう

最近気になることの中に患者さんが
「関節に肉が巻く」
という表現をすることがあるんです。

ちょっと待って。
「にくがまく?」それってどんな状態?
肉巻きおにぎりじゃないよね。

例えばとある70代・男性の患者さん。
右手第三指PIP関節が
90度屈曲したまま伸展しない
(PIPなんて単語久しぶりに使ったw)

数年前整形外科を受診したところ
「関節に肉が巻いてるからもう手術もムリ」
と言われたそう。

肉が巻く。

言葉通りに受け止めると
関節に筋が巻きついて動かなくなってる状態、かな。

これはおそらく筋や靭帯、腱が拘縮、
あるいは強直している状態であろうと
推測できるんですが、言い方ですよ。

一応、学校に行って勉強した中では
「肉が巻く」という状態は習わなかったかな。
寝てただけかな。

スポンサーリンク

次。

同じく70代女性の患者さん。

肩関節の痛みでしばらくモミ夫治療院に
通院しましたが改善されないため整形外科を受診。

「肩の腱が切れている」と診断されました。

その、患者さん肩関節は動くんですよ。
どこの腱が切れているかは
説明されなかったそうですが
肩関節で切れる腱と言えば
棘上筋腱、上腕二頭筋腱ですかね。

モミ夫が学校で習った限りは
筋、腱が断裂した場合は痛くはないけど
動かせなくなると習いました。

なので、完全断裂ではないが
部分断裂という診断ですね。きっと。

ですが
「関節に肉が巻いてくれば動くようになるかもしれない」
と言われたそう。

また出ました。「肉が巻く」。

最初は切れた腱の端が触手のように伸びて
骨に絡みついて動くようになると言っている
と思っていたんですが部分断裂した損傷部に
肉芽が形成され瘢痕になると、と考えた方が妥当ですね。

それでも「関節に肉が巻く」という表現はどうかと思いますが。

昔はそういう言い方をしたんですかね〜。
患者さんはいずれも高齢者だし、
昔言われた経験からそういう捉え方をしただけかもしれない。

スポンサーリンク

まとめ。

肉が巻く、はなんとなく説明がつきました。

・関節が拘縮。
・肉芽ができる。

異論がある人、ご意見プリーズ。

まーでも切れてないんじゃないかな〜、腱。
それほど高齢者の肩関節周囲炎は難しいということで。

スポンサーリンク