ダマスカス鋼って伝説の金属じゃないの?スーパーで売ってるとか

先日、スーパーで
「ダマスカス鋼」の包丁なるものが売ってました。

ちょっと待って。
ダマスカス鋼ってゲームとかに出てくる
伝説の金属だという認識なんですけど。

オリハルコンとか、ミスリル銀、
アダマンタイト、ヒヒイロカネ。

そんなゲームやアニメに出てくる
伝説級の金属に名を連ねる、「ダマスカス鋼」

そんな伝説の包丁があるなら是非、欲しい!

というわけで今回は伝説の金属についてと、
ダマスカス鋼の真偽について調べていきます。

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ダマスカス鋼とは?

ダマスカス鋼とは
木目状の模様を特徴とする鋼であり、
古代インドで開発・製造されたウーツ鋼の別称である。

ウーツ鋼?ウーツ鋼って首領・クリークの
鎧に使われてなかったっけ?
ていうか古代インド人の技術、すげー。

 

ダマスカス鋼の名の由来は
インド産のウーツ鋼を使用した刀剣が
シリアのダマスカスで鍛造されたから。

因みに鍛造とは、簡単に言うと
鉄を熱して叩いて隙間を埋めて、
原子の向きを揃えて強くする工法。

対して鋳造とは文字通り鋳型に
溶かした鉄を流し込み整形する工法。

鍛造も鋳造もゴルフのクラブでよく目にする単語ですね。

 

現在では異種の金属を積層鍛造して
模様を浮かび上がらせた鋼材も
ダマスカス鋼と呼びますが、
そんな模様を浮かび上がらせるのを目的とした
製法で作られた物なんてニセモノですよね。

本来のダマスカス鋼の模様は
るつぼによる製鋼における内部結晶作用に
起因するものであると言われています。

るつぼ(坩堝)とは高熱を利用して
物質の溶融・合成を行う際に使用する
耐熱容器のことです。

一般的には人種のるつぼなんて言いかたが馴染みやすいですかね。

 

るつぼで合成してできたインゴットを
鍛造するわけですが
ダマスク模様を作るために不純物として
バナジウムが必要であるとされ、
インドにおいてバナジウムが枯渇したことが
近代まで高品質なダマスカス鋼が存在しなかった原因とされています。

ダマスク模様にははしご型とローズ型の二種類があります。

冒頭で述べた包丁なんかはおそらく
模様の再現のみを施したモノでしょうから
伝説にあるような凄まじい切れ味と
決して錆びない特性は兼ね備えていないと思われます。

なぜならダマスカス鋼の完全再現は
現代科学を以ってしても成し得ていないから。

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ミスリルについて

ミスリルと言えば!
ファイナルファンタジー。
「I」から出てくるよね、たしか。

ところでファイナルファンタジーって
何て略します?
自分は「エフエフ」なんですが、
若い人の中には「ファイファン」なんて
言う人もいました。どーでもいいですが。

初代プレステのCMで「エフエフ出るし!」
とか言ってた気がするからエフエフだよね。

 

初出は「ロードオブザリング」で知られる
「指輪物語」。魔法銀と呼ばれることも。

「鋼より強く羽より軽い上に、銀より輝いている」という中2仕様。

魔法銀と言うだけあって
魔法との相性が非常によく、
魔法使いの武具に使っても
魔法の扱いを阻害しない。

また、聖なる力を宿していて
アンデットに特効があることが多いようです。

ミスリルの胴着。シースルーがおしゃれ。

オリハルコンについて

RPGを何タイトルかプレーしたことのある人
なら誰でも一度は目にしたことがあるであろう
伝説の金属の中の最高峰。

自分が初めて目にしたのはあれはたしか
小6のころの「ドラクエⅢ」。
めっちゃ楽しかったなあ~。
完全初見のドラクエⅢ。

今はすぐに攻略サイトなどに頼ってしまうから
環境的にあまりないですもんね。
完全初見。

有名な?牧場の一コマ。

オリハルコンはオレイカルコスとも呼ばれ、
出典はかの超古代文明アトランティス。

名を聞いただけで血湧き肉躍る単語が並びますが
アトランティスの中ではオリハルコンは
ゲームに出てくるような超強度の金属、
というわけではなくどうやら正体は
真鍮や銅の化合物らしく、武具というよりは
装飾品等に使われていたとか。

性質についての記述も曖昧で、
宝石や液体金属なんて記述されることもあるとか。

ロマンのみが暴走してしまっていますね。

アダマンタイトについて

アダマンタイトはアダマント(壊れない)
という意味の単語で、
新ラテン語に倣ってアダマンチウムや
アダマンタイトと使われるようになったそう。

古典的には鋼鉄を指し、
非常に硬いという意味から
ダイヤモンドを指す事もあるとか。

日本語では金剛という解釈もあるそうです。

ミスリルやオリハルコンとは違い
魔法的な要素は少なく
ただ、ひたすらに硬い物質を指す事が多いようです。

これもエフエフで初めて見た単語だな。

画的に地面から顔出してるかんじ?

ヒヒイロカネについて

太古日本で様々な用途に使用されていた
とされる伝説の金属で、
緋緋色金、日緋色金とも表記する。
また、青生生魂(アポイタカラ)は
ヒヒイロカネを指すとも言われる。

現代にヒヒイロカネは存在せず、
その製法ももちろん伝わっておらず、
どのような性質の金属なのかもわかっていません。

 

ヒヒイロカネは神武天皇以前の
ウガヤ王朝期にはごく普通の金属として
使用されていて、三種の神器も
ヒヒイロカネで作られている、とされています。

伝えられるヒヒイロカネの面影全くなし。

伝えられる特徴は、
比重は金よりも軽く、
合金としてのヒヒイロカネは
ダイヤモンドよりも硬く、
永久不変で絶対に錆びないという性質を持つとされます。

また、驚異的な熱伝導性を持ち、
茶釜で湯を沸かすのに木の葉数枚分の熱量で十分であったとか。

こんな便利な金属が現代にあったらよかったのにね。

他には太陽のように赤く輝く金属で、
表面が揺らめいて見え、そして磁気を拒絶する。

 

神武天皇以後は資源が枯渇したのか、
かなり希少となっており、
雄略天皇(21代天皇、紀元500年前後)
の時代を最後に精錬されなくなったとされている。

玉鋼について

和製伝説金属をもう一つ。

こちらはダマスカス鋼同様実在し、
現在も存在する金属。

 

日本の古式製鉄法であるたたら製鉄の一つ、
「鉧押し(けらおし)」によって
直接精錬された鋼の中で良質なものに対して
付けられた呼称で、明治期以降に名付けられた。

その鉧押し法が発生したのは
江戸時代は天文年間。

播磨の国の千種鋼から選別された、
不純物の少ない、白く輝く極上品を
白鋼と呼び、これが現代における
玉鋼に相当するものだと考えられています。

その後、明治中期に海軍によって登用され
坩堝鋼の製造時に試験的に
たたら鋼を使用した際にできた、
1kg程の小塊に砕かれた鋼を玉鋼と呼ぶようになった。

伝説の素材がここに。

玉鋼は有害不純物が少なく、粘度が高く
割れにくいため日本刀の製造時の
激しい折り返し鍛錬に耐えられる高い鍛接性をもつ。
そーです。

よって、日本刀の特性である
柔らかく粘り強く、硬く鋭い側面を併せ持つ
ことができるのはこの玉鋼のおかげである
と言うことができます。

まとめ。

スーパーの包丁は、おそらく
「ダマスカス風模様付き包丁」。

今日、またスーパー行ったんで、
よく見てみたら木目調というか
ウロコ調?あまりカッコよくはなかったです。

 

それよりは、もしあるのなら
「玉鋼使用包丁」のほうが
より伝説気分を味わえるかも。

手入れが大変そうだけどね。

ルパンに出てくる五右衛門みたいに
いつも耳かきみたいので
ポンポンやっとかないといけなかったりして。

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