実践編6-7 急性腰痛の施術・下肢外側編

さあ~、やってきました6-7。
いったい何番まで続くのでしょうか笑

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今回は下肢外側の施術

 

下肢の外側。正直、押すところは少ないです。
前回触れましたが、陽経ですんで押圧の際
あまり気を付けることもありません。

ですので、足部同様ガンガン押していっていいところです。

 

では、順番に見ていきましょう。

 

まずは、大腿筋膜張筋を押していきます。

大腿筋膜張筋は股関節の一番外側にありますね。
そこを真横からグイッと押してやります。

真横から押すと患者さんの体も
真横に流れますので
あまり力が逃げないようにうまく押してやることが重要です。

 

どうしたら力が逃げないか。
力を真横から少しずらすか。
反対側を押さえて押すか。
患者さんの体勢を変えてやるか。

 

力のベクトルを変えると
極端に効きが悪くなります。

反対側を押さえても片手で押すことになるので
これも効きが悪くなります。

刺激に弱い患者さんの場合これでも十分ですが
大抵、効きが弱くなります。

 

それぐらいの刺激で取れる痛みなら良いですが
そうでない場合は三番目の体勢を変える、しかないですね。

自分の場合は患者さんを横向きにして上から
押さえつけてやります。
ただ、こうするとメチャクチャ痛いです!

初めて自分が押さえられたとき
目玉が飛び出そうになった位痛かったのを
覚えています。
ので、上手に加減して施術してくださいね。

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大腿外側の施術

 

続いて、大腿外側を施術していきます。

大腿外側には腸脛靭帯がありますね。
文字通り腸骨と脛骨を結ぶ靭帯、靭帯?
自分は半筋、半靭帯のような組織と思っています。

半靭帯ということは?
硬い組織ですよね。
硬いということは反発する力が強い
=刺激が強くなる
=痛い ということです。
気を付けましょう。

 

こちらも外側の筋なので
横からの刺激になります。
横からの刺激ということは・・・わかりますね。
力が逃げる&体勢が大事です。

自分の場合、横から押すというより
上から押せる体勢を作り、手掌で圧迫する、
という手技をよく使います。

そうすることで鋭く入りすぎず、
適度な刺激を加えることができます。
上から圧をかけたり、揉捏したり。
色んなパターンをしかけましょう。

その方が患者さんを飽きさせず、
新鮮な刺激を加えることができます。

 

 

新鮮な刺激を追い求めてゆく

 

おっと、しれっと出ました、重要ワード。

「新鮮な刺激」

新鮮な方が受容体、神経、脳、
全てに強力な効果をもたらします。
刺激が強いということは?
効果が高いということです。

ので、施術者は常に
新鮮な刺激を求めていくことになります。

仕事に慣れてくるとそういう感覚は
だんだん失われていくのですが、
それを追い求めていくのは治療家の義務だと思っています。

そういう自分も普段は追い求めてないですけどね苦笑

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