前回の記事で痛みの発生がわかりましたね。
異論・反論あるでしょうがまあ聞いて下さい。
今回はその痛みを治す手技について
解説していきます。
基本の「き」とでも言いましょうか。
基本の「き」と言いましたが別に
「ほ」と「ん」を考えているわけでもなく
・・・適当ですんません。
前回も言いましたが
基本であり全てであるのが押圧です。
ちゃんと押せれば
揉捏とか叩打とか小賢しい(失敬)
技術は何もなくてもちゃんと治ります。
「ただまっすぐ押すだけでいいの?」
そう、まっすぐ押すだけでいいんです!
まっすぐ、まっすぐ!
その「まっすぐ」が治せない人は
皆できてないんですよね。
指圧三原則の一つ、垂直圧。これだいじ。
あとの二つは・・・割愛。
それほど大事なんです。垂直圧。
では、詳しく見ていきましょう。
多くの方が
「まっすぐ押して下さい」
と言われたら何も無ければ地面に対して垂直に押しますよね。
そこに体があれば体に対して垂直に。
指圧の勉強をしたことある人なら
体の起伏なんかを考えてそれに対して垂直に押しますよね。
あ、押すときに余計な力を入れたらダメですよ!
力入れて押したらそりゃアンタ痛いですよ。
とりあえず効かそうと思って思いっきり押すから
もみ返しが起きたり指を傷めたりするわけです。
指圧に必要な筋力は親指を支持する筋力のみ。
親指を支持し立たせたら
あとはそこにゆっくりと重心を乗せていくだけ。
刺激に弱い人は腕の重さだけ。
強い人には上体を全部乗せたり。
余計な力はな~んも要らないんです。
だから体力に自信のない自分でも一日に何十人も施術することができるんです。
話が横道に逸れました。
垂直圧でしたね。
まっすぐ押す、とは?
そもそも、まっすぐ押すだけならおよそ正常な
感覚を持っている人ならばできそうですよね。
ではなぜそんな誰でもできるようなことを
偉そうに言うのか?
それは先ほども述べましたが、
やはり出来てない人が多いからなんですよね。
例えば、大腿部後面を押すとします。
大腿後面を言われた通り垂直に
真ん中~、内側~、外側~、と
一生懸命に押していっても効きません。
まずは施術部位に対してまっすぐに位置取り、
力を入れられる体勢を作ります。
で、そのまま部位に対し垂直に圧を
かけていくんですがもう少しツッこんで
部位ではなく対象となる筋を捉えます。
例えば半腱様筋が過緊張しているとして、
起始から停止までをイメージし
さらにその筋の中の硬結部位を触知し、
その硬結に向かって垂直に圧をかけていくんです。
それができるだけで効き方は全然違ってきます。
次回の記事でもっと詳しく解説していきましょう。
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