失敗談編

治療について、
「こうしたらうまくいったよ~」
「こんなに難しいのを治したよ~」
なんて話も聞けるとありがたいとは思うのですが、

治療ってうまくいくことばかりではありませんよね?

そう。
自分たちの目線ではむしろ
「こんな失敗をした!」
「よかれと思ってしたらダメだった!」
など、失敗談が聞けるととても参考になると思うんです。

なので、今回は失敗談編と称して様々な失敗を
赤裸々に語ってみたいと思います。

 

そもそも、自分は来院した患者のうち3割リピートしてくれたら
上等だと思っています。

裏を返すと7割の人は来ない=失敗している、
と考えられますよね。

その7割のうちの中でも
「一回で治った」とか
「来たかったけど、忙しくて来れなかった」
なんて人もいると思うので、全て失敗と考えるのもどうかと思いますが
そこは自分に厳しく!
次につなげることができなかった、ということで
改善の余地は全くないわけではない、と考えましょう。

話が逸れました。
こんな話を聞きたいわけじゃないですよね。

 

自分は過去に一度だけ、骨折、ではないかもしれませんが
患者さんにケガさせたことがあります。

あれは・・・70代ぐらいの女性でしたね。
仰臥位にして、普通に腰痛体操のストレッチをしていたところ
「あれ?ちょっと待って」と。
別に勢いよく押していたわけではないんですが胸が痛む、と。

父は肋軟骨を損傷したのではないか、と言っていましたが
あれしきのストレッチで折れるかなあ。未だに合点がいきません。

まあ、結果痛まってしまったわけですから平謝りですけどね。。。

 

次。
今度は60代女性。

足関節を捻挫した、と来院し当時それなりに自信をつけていた自分は
患者さんの言葉を鵜呑みにし、当時、父が奨励していた足関節の整復を
ガシッとかましたんですね。
それで固定して帰したんですが、痛かったんでしょうね。

病院に行ったら第5中足骨が折れてました、と。
自分が引っ張ったから折れたんじゃありませんように。

 

次。
これは失敗ではないんですが鍼をしていて結構な流血があるときがあります。
そんなとき酒精綿でいくら拭っても血は止まらないんですね。

そこは乾綿で拭きましょう。

 

あとは治療したけど治らなかった、余計悪くなった、等は日常茶飯事なので
今敢えてここで取り上げる必要もないかな、と思います。

強いメンタルを持ち、立ち向かいましょう。

 

いかがでしたか?
思ったよりも少なかったですか??

自分で思い返してみましたが、意外に思い出せませんでした。
数少ない失敗談ですが、誰かのお役に立てれば、と思います。