サッカー選手のタトゥー、凄いよね。リスクとかわかってんのかな?

ワールドカップ2018、盛り上がってますね!

日本代表もめでたく
決勝トーナメント出場を決め、
今後の展開に目が離せません。

 

と、そんな中、目を引くのが
選手たちの身体に刻まれたタトゥー。

すごいですよね。

ヤクザか。

日本人でも、例えば患者さんでも
一見フツーの人でもド、ドーンと
賑やかな絵が書いてある人もいます。

それだけ身近になったのでしょうか。

 

なわけで今回は最近の刺青事情、
外国の方の刺青観みたいなのを調べてみたいと思います。

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外国人の刺青観

アメリカでも欧州でも、
若者、貧困というイメージ。

日本同様、サラリーマンやお堅い仕事、
上流階級の方々には
あまり好まれていないよう。

若い人たちの間ではより寛容、
といったところでしょうか。

 

日本のヤクザ同様、ギャングやマフィア、
殺し屋、罪人などは独特の刺青を施すよう。

さすがにそんなガチな絵柄は好まれないみたい。

 

また、漁師などの身元不明になりやすい?
職業の方たちもIDタグのように
刺青を入れる方が多いようです。

刺青を入れることのデメリット

カッコいいと思ってるうちは
いいんじゃないですかねえ?

問題なのはカッコいいと思えなくなったとき
消す手段が乏しいこと。

 

それよりもっと問題なのは
各種感染症に罹る可能性があること。

刺青をいれることでどんな感染症に罹る
恐れがあるのか、見ていきましょう。

恐ろしい感染症たち

一般的に、タトゥーはタトゥースタジオ
と呼ばれる専門店で彫ります。

ちなみにタトゥーはコインサイズで5,000円、
CDジャケットサイズで50,000円
が相場のようです。

10倍毎に価格も10倍、ってとこっすかね。

 

良い店ほど衛生管理がしっかりしている
そうですが、
衛生といえば我々鍼灸師もそれなりに
衛生管理の指導を受けます。

それを踏まえてとあるタトゥーについての
記述を見てみましょう。

優良店は、使用する針など、皮膚や体液が付着するものは全て使い捨てで破棄します。その他に使用する物も、紫外線殺菌したり、消毒したりしているので、衛生面を考えるとウィルス感染する可能性はかなり低いです。

とまあ恐るべき内容が!

まず、使い捨てってのは
今の世の中当然ですよね。

問題なのはその次。
「紫外線殺菌」や「消毒」。

紫外線殺菌ってのは病院とかのスリッパが
入ってる箱でやってるものでしょ?
それにどれだけの殺菌力があると思います?

次。消毒。
消毒ってのは一般的にアルコール消毒ですよね。
一般的なアルコールはメチルアルコール。

確かに我々鍼師も施術前にアルコール消毒
しますが自分は絶対的な信頼は置いていません。

「やらないよりはマシ」程度です。

 

通常、器具を使いまわすときは
オートクレーブと呼ばれる器具で
「滅菌」処理をして再利用していました。

現在も使われているのかもしれませんが
芽胞菌など、120℃でも死なない菌が
あることが分かってから、かどうかは
知りませんが使い捨てが一般的になりました。


↑使い捨ての刺青針

先ほど引用した記事の内容が正しいのかは
わかりませんが、一部にはそういう
ずさんな衛生管理をしている店もきっとあるのでしょう。

もし、アナタが刺青を入れに行って、
その場で滅菌された器具を開封して
それから作業に入る、という工程を踏まない
お店では受けるべきではないかな、と思います。

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では、どんな感染症があるの?

B型・C型肝炎

出ました、肝炎。
感染症としてはよくある疾病ですが
危険度、厄介度ともにトップクラス。

特にC型は現状有効な治療薬もなく
→2015年にレジパスビルが登場し駆逐可能に!
肝硬変、肝臓がんに移行しやすい危険なものです。

HIVウイルス

言わずと知れたエイズを起こすウイルス。
1983年にウイルスが発見されて以来、
未だ撲滅できない人類の敵の一つ。

消毒方法はB型肝炎に準ずるということなので
器具の場合グルタラールと次亜塩素酸ナトリウム
推奨ですがアルコールやポピドンヨードも有効。

手指の場合も擦式アルコール製剤を用います。

 

次亜塩素酸ナトリウム、スゴイですね。
ノロウイルス、ロタウイルスの除菌でも
大活躍しますからね。

一家に一本、あるべきですね。

そんな中、あの大物が・・・

今やファッションの一部となった刺青ですが
欧米では老若男女問わず人気があるそうで
猫も杓子も刺青状態です。

そんな中、現在世界最高のサッカー選手、
クリスチアーノ・ロナウド選手は
「子供達のために献血を行うので
 タトゥーは入れない」
と発言し、世界から称賛を浴びました。

逆に既に入れちゃってる人涙目~、
ですが皆、刺青による危険、不利益は
予め説明を受け、知ってるでしょうからね。

仕方ないよね。

まとめ。

各種肝炎、HIVウイルスなんかは
特に目立ったもので、
他にも大小さまざまな血液感染する病気が
感染症として考えられます。

現在、日本の彫り師会には明確な免許がなく
よく「医師法」違反として摘発されてます。

欧米諸国では医師免許とはいかないまでも
ライセンスを発行し彫り師と利用者を
保護しています。

 

日本でも作ればいいのにね~。
どっちかというと「裏」とか「闇」な
イメージが強いからですかね。

おおっぴらにはされないですけど、
「刺青は日本が発祥」という説もあるなど、
大事な文化ですからね。

臭い物にはフタ的な考えばかりじゃ
いつか臭い物で溢れ返りますよ?

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