山口達也さんのニュースで世の中大騒ぎですね。
自分のスタンスは「罪を憎んで人を憎まず」
なので山口さんについての誹謗中傷は一切しません!山口さんを狂わせた病気が憎い!
ということで今回は「アルコール依存症」
について調べてみたいと思います。
アルコール依存症とは?
アルコール依存症とは、薬物依存症の一種でアルコール(特にエタノール)を「飲む量、飲むタイミング、飲む状況」を自分でコントロールできなくなり、強迫的に飲酒行動を繰り返す精神障害である。
ということはアルコールは麻薬や覚せい剤
と同等の薬物の一種だともいえます。
また、かつてはアルコール依存症は
患者さん本人の意思の弱さや道徳観念、人間性
によって起こるといわれていましたが、
現在は社会的な必要性からも
医療機関で治療が必要な精神障害の一種として考えられています。
依存症の症状は「精神的依存」と「身体的依存」
から成っており、
自分の意志で飲酒をコントロールできなくなる
状態を精神的依存、振戦せん妄などの退薬症状
(アルコール離脱症候群ともいう)を身体的依存といいます。
患者は、自らの体だけでなく家族関係、
社会的・人間的信用までも壊してしまうことになります。
アルコール依存症にならないために守るべき飲酒量
飲酒を続けるとアルコールに対し
耐性ができて酔いにくくなり酒量が増えます。
耐性ができるまでの期間は、
男性と女性で異なります。
「女性は男性の半分程の飲酒量で依存症になる」
といわれています。
そこで目安となる
ドリンクという指標が存在します。
それによると1ドリンクは純アルコール換算で
10gとされ一日の平均飲酒量が6ドリンクを超える状態が多量飲酒とされます。
以下に適切な飲酒量をまとめました。
壮年男性→2ドリンクまで
- ビールなら500㎖
- 日本酒なら一合弱
- 焼酎なら100㎖
- ワインなら200㎖
- ウイスキーなら60㎖
高齢者と女性→1ドリンクまで
- 各半分の量までw
となっています!気を付けましょう!
アルコール離脱症状とは?
昔はよく「禁断症状」とか言ってたやつですね。
体内のアルコール濃度が下がってくると
様々な自律神経症状や情緒障害、手の震え、
幻覚などの症状がみられるようになります。
これを「アルコール離脱症状」といいます。
離脱症状には症状が出る時期により
2~3時間後に現れる小(早期)離脱症候と
2~4日後の大(後期)離脱症候(振戦せん妄)
に分けられます。
〇小離脱の特徴
- 振戦
- 軽い発汗
- 一過性幻覚
- けいれん発作
- 軽い見当識障害
〇大離脱の特徴
- 強い小離脱症候の症状
- 精神運動
- 自律神経症状
そして離脱症状による不快感から逃れるために、
さらに酒を飲み続けることになるのです。
東洋医学的アプローチは?
正直、ここまで記事を編集してきて
自分の治療で治せるとは思いませんが(オイ)
そういう患者さんが来ないとも限らないわけで。
もし、来た場合。
精神障害ということで全身調整していきます。
おそらく筋が緊張状態にあるでしょうから
ほぐしていきます。
とくに首、背中、井穴あたりを念入りに。
途中でリバースするかもしれない、
なんてことも考えときませんとね。
解毒作用や吐き気を止める作用のある経穴を処方する
飲みすぎに効くもの、ということで
二日酔いのときに押すとよい経穴を使います。
- 百会:頭痛
- 合谷:頭痛や吐き気
- 内関:吐き気
- 巨闕:吐き気
- 期門:吐き気
- 健理三針区:?アルコール分解
- 太衝:アルコール分解
とあるけどミスター二日酔いの自分に言わせると
気持ち悪いときに腹を押すとかとんでもない!
ので、巨闕と期門はやめときましょうか。
あとは背中ですね。
隔・肝・胆、脾・胃・三焦あたりを念入りに。
頭痛では曲鬢や角孫、下関あたりが大好きです。
まとめ。
アルコール依存症は立派な病気です。
しかも、人を選びません。
誰でもなる可能性のある恐ろしい病気です。
悪いことをした事実は消えませんが
山口さんも病気の被害者なんですよね。
一方的に悪者扱いして責め立てるのもよくないと思うの。
逆に、全然治ってないのに退院させた病院
にだって責任はあると思うし、
未成年を夜中に遊びに行かせる親も悪い!
そう思いませんか?