実践編6-5 急性腰痛・効果的な経穴とは

さて、急性腰痛編も今回で5回目になりました。

まだ、終わる気配がありませんのでもう少しお付き合いください。

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下肢の経穴を考える

 

エラそうなことを言いましたが、
実際あまりツボは意識しません。

ツボというより硬結をほぐしていくと
自然にツボに当たっていく、といった感じでしょうか。

 

そのツボもごく一般的(と思う)な物ばかりで、
承扶、殷門、委中、承筋、承山、飛揚、僕参、
足三里、解谿、太衝、然谷、太白、
とざっとこのぐらい出てきました。

てゆうかほとんどの経穴が一発変換できるなんてIMEすごすぎ。

 

これらの経穴を目安に
押圧していくといいかもしれませんね。
ホント適当ですみません。

 

足関節から先に関してはそんな自分でも
割とツボを意識できる部位ではあります。

だってわかりやすいですからね。
骨と骨の間、とか面でも窪んでいたりとか、
指が勝手に納まる所にだいたいツボがあります。

それに、太い筋が少なくそもそも硬いので
筋の硬結とか触れにくい
(足底が凄く張ってるとか一部例外ありますが)
というのが理由です。

 

足裏にはツボがない?

 

「それなんのツボ?」
足底を押しているときによく聞かれるのですが
「足裏には所謂ツボはほとんど無いんですよ」
と答えてやります。

無いんですよ?足底。

ツボは足背部にたくさんあります。
俗に言う「足ツボ」なんてのは
実は経絡経穴の考えではなくて
反射区、リフレクソロジーなんてもので
使われるもので、
自分にはよくわからない理論でできていますので
あえて深く関わるつもりはありませんが・・・

話のネタに覚えておこうとも思ったのですが
どうも眉唾なところが多くて、失敬。

なので足裏は足底筋膜を思い切り押してやる、
ぐらいですが
その代わり足背にいいツボが
たくさんありますんでそっちをグリグリと押してやります。

 

強い反応が出ている人は
「押したとこ、穴が開いてないですか?」
なんて言うぐらい痛いんですよ。

足背で、先ほど挙げたような主な経穴以外は
骨間部の行き止まりで指が止まるところ、
骨のくびれ部分で指の止まるところ、
それから足の井穴(爪の根本の両端)をつまんで
グリグリしてやります。

それぐらい刺激してやると
患者さんも効いたような気になります。
その気にさせてやるのも治療家の大事な役目だと
自分は思っております。

そういったところで
下肢後面の施術はいったん終わります。

この辺までほぐすと腰部の痛みは少し軽減されてくると思います。

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