関東で風疹が流行中!対策と処置方法は?撲滅できるの?

2018年夏、
関東地方で風疹が流行っている模様。

風疹といえば自分が罹ったことのある
数少ない伝染病の一つです。

自分の認識としましては
熱が出て、ブツブツが出て、
妊婦が罹ったら大変、ぐらいしか思い浮かびません。

ので、どのような経路で感染し、
どのような症状が出て
どう予防していけばいいのか、調べてみたいと思います。

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まず、風疹とは

風疹とよく耳にしますが
では、一体どんな病気なのでしょうか?

風疹ウイルスによるウイルス感染症の一つ、急性熱性発疹性感染症。トガウイルス科ルビウイルス属で、直径50~70nmの一本鎖RNAウイルス。正十二面体のカプシド構造を有する。

感染から2~3週間で発症し、伝染期間は発疹の発症前1週間~発疹出現後4日間。ウイルスは感染者の咽頭粘膜から排出される体液に含まれ、飛沫、または接触感染する。日本では「三日はしか」として知られる。

感染症法により五類感染症に指定され、届け出の対象となっている。

伝染力は水ぼうそうやはしかより弱く、
小学生が罹りやすいそうです。

 

初期症状は微熱や鼻水、咳などと
痛みのないバラ色の口蓋斑点が出ます。

その後紅色斑丘疹、発熱、頸部リンパ節腫脹の
典型的な3症状が現れます。

妊婦が妊娠初期に感染すると
子供に心疾患や難聴、白内障などの
先天性風疹症候群が起こることがあり、問題になります。

 

風疹自体に特別な治療法は存在せず、
対症療法をすることになるため、
「罹らないように」するためワクチンによる
予防が重要になります。

感染者数は拡大中?

今月8日時点での今年の感染者数は96人と、
昨年1年間の93人を上回りました。

中でも7月23日からの2週間だけで
38人も感染するという恐ろしいことに。

都道府県別では我が故郷・千葉県が26人で
最も多く、次いで東京都の19人と続きます。

そのうち男性が7割を占め、
ワクチン接種率の低い30~50歳代が多くなっています。

人の行き来の多い夏休み期間中のため
感染が全国に広がる恐れがあるとし、
厚生労働省は都道府県などに対し5年ぶりに
予防接種の徹底などを呼びかける通知を出しました。

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風疹撲滅へ向けて

そんな中、風疹をなくすために神奈川県が
「風疹撲滅作戦」をスタートしました。

具体的には

・予防接種の費用を助成している市町村に
補助を行い、接種を受ける人の負担を
2000円から5000円に抑える(通常10,000円~12,000円ほど)

・医師会に委託して、保健所がない市町村で
妊娠を希望している女性に抗体検査を無料で
行います(通常1,500円ほど)

・NHKのストップ風疹プロジェクトの
ロゴマークが入ったポスターやチラシを
配布し予防接種の必要性を訴える

と、目新しいことはあまりありませんが
公に「撲滅」と訴えることで
何らかの抑制効果はあるんじゃないでしょうか。

まとめ。

風疹ウイルスを死滅させる方法がない以上
感染させない取り組みしかないわけで
国内に入れない、封じ込め拡散させない
工夫が必要になります。

ですがワクチンに対する考えも
人それぞれですからね~。

一枚岩になるのは困難を極めるのではないでしょうか。

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