皆さん、突然ですが
「太平洋ゴミベルト」ってご存知ですか?
太平洋・ゴミ・ベルト(地帯・海峡)
つまり太平洋に浮かぶゴミが集まる海域、
ということですね。
昨今の、途上国の近代化に伴い
多量に排出されるゴミ。
処理施設の建設が間に合わず、
また費用がなかったりで海洋投棄されるゴミ。
「ゴミ箱に捨てるのがめんどくさい」
なんて理由で投げ捨てられるゴミ。
そんなゴミが今、世界中から集まって
とんでもないことになっています。
太平洋ゴミベルト、どこにあるの?
それはね、北太平洋の真ん中辺、
日本と北アメリカ大陸の中間やや南に位置します。
その外にも実に様々な海域に存在しています。
そこは、北太平洋循環の海流に閉ざされ、
まるで台風の目に吸い込まれるように集まった
浮遊したプラスチックの破片などが異常に
集積している海域のことだそう。
ちなみにプラスチックやビニールゴミは
日光に曝され徐々に分解され
極小の破片となるそうです。
その推定面積は70万平方キロメートルから
1500万平方キロメートルと言われ
日本の国土のおよそ4倍もの広さがあるとか。
そこに浮かぶゴミの量はおよそ1億㌧と言われ
様々な海洋生物に悪影響を与えています。
生物に与える影響は?
ビニールやプラスチックが粉々な微粒子になり
クラゲや魚がプランクトンと間違えて誤食する。
そこから食物連鎖が始まり、
より大きな生物に蓄積される。
大きな魚などは人間に捕食される、と。
結局自分たちに還ってくるわけですね。
分解されなかった漁具などのゴミは
大小様々な海洋生物の体に絡みついたりして、
死に追いやっています。
他には浮遊する小片は残留性有機汚染物質を
海洋から吸収するなんて影響も。
それが動物の体内に入るとホルモン分泌まで攪乱させる。
ざっと調べただけでもこれだけ悲惨な目に
会わせているわけです。
なんとも罪深い生き物ですね、人間って。
ミスをしたら直すのも人間だ!
では、自然界に多大なる迷惑をかけてしまった
我々人間はどのようにして償っていけばいいのでしょうか?
一人一人がモラルを持ち、
途上国の教育、さらなる発展を支え
ゴミの不法投棄をなくす。
と、優等生的な?発言をしてみましたが
そんなものを待ってたら地球はゴミに
飲み込まれますね。確実に。
お金を持ってる国・団体が積極的に
力を注ぎこんで徹底排除するよう努める、
どこかの天才が発明した画期的な
秘密道具?でクリーンアップ!
なんとかしてよ、ドラえ・・・いたー!!天才。
オランダ人の高校生・Boyan Slat君(現23歳)
そのボイヤンくんが考案した
「The Ocean Cleanup Array」。
どのような装置かといいますと、
プラスチックゴミは水に浮かび、
多くは水深3m以内を漂います。
そこに水上に浮きを使って柵を作り
そこに溜まったゴミをモーターで一網打尽にすると。
さらにメンテナンス費用も溜まったゴミを
リサイクルすることで充当できる、と。
て、天才だー!
まとめ。
覆水盆に返らず。
やってしまったことは仕方ないので
それをどうするのか。
皆で考えれば天才的な意見を言う人も現れる。
神様は捨てる神ばかりじゃないよ
となんかの漫画で言ってたのを思い出すなあ。
→世界的にプラスチックごみの削減に
乗り出しましたね!
ガンバレ人類!