豚コレラが日本で26年ぶりに発生!人間に影響あるの?

最近、ニュースで
「豚コレラの感染」なるものを見ました。

豚コレラ!?
口蹄疫の悲劇がまた繰り返されるのか。

調べていきます。

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豚コレラ

平成30年9月9日、岐阜県の養豚農場で
豚コレラの発生が確認されました。

我が国では平成4年以来26年ぶりとなります。

豚コレラ(とんコレラ)は、豚のウイルス性疾病であり、症状はコレラとは異なる。豚およびイノシシに特有の病気でありヒトには感染しない。

発熱し食欲減退、急性結膜炎を起こす。初期に便秘になったのち下痢に移行。全身リンパ節や各臓器の充出血、点状出血などが認められる。アフリカ豚コレラ、トキソプラズマ症、急性敗血症型豚丹毒、オーエスキー病、豚繁殖・呼吸障害症候群との鑑別が必要である。

アジアを中心に発生。日本では家畜伝染病予防法において法定伝染病に指定されており、対象動物は豚、猪。日本では生ワクチンの使用が限定的に認められていたが、2006年3月にワクチン接種を完全に中止して摘発淘汰を基本とした防疫体制となり、2007年4月1日より国際獣疫事務局(OIE)の規約に基づき、日本は豚コレラ清浄国となった。1992年での熊本県での感染例以後は確認されていなかった。

強い伝染力と高い致死率が特徴で、
唾液、涙、糞尿中にウイルスを排泄し
感染豚や汚染物品との接触で感染します。

治療法はありません。

世界各国に分布していますが
北米、オーストラリア、スウェーデン等
先進国では清浄化を達成しています。

清浄国とは文字通り、
特定の伝染病が発生していない、または
ワクチン接種によって撲滅された国や地域のこと。

つまり、撲滅したと思っていた伝染病が
ひょっこり出てきた、といったとこですね。

では何で撲滅したはずの病気が
ひょっこり出てくんの?
ですが公式には海外から流入してきた
との見解だそうです。

最近では中国においてアフリカ豚コレラの
感染が続発しているそうですが、
精密検査の結果アフリカ豚コレラの感染では
ないことが確認できました。

 

アフリカ豚コレラについては
今回のものとは型の違うウイルスが起こす
海外悪性伝染病です。

 

で、今のところウイルスが体に入ってきても
また、ウイルス感染した肉を食べても、
ヒトに感染ることはないそう。

「今のところ」と付けたのは
ウイルスはいつ、いかなる進化をするか
想像できないと自分で勝手に思ったからで、
根拠になるものは何もありません。

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感染の拡大を予防する

摘発・淘汰とあるので
見つけ出し、駆逐する。

当該農場で飼育されていた豚
全頭・610頭の殺処分、埋却が完了したとのこと。

それに伴い、
周辺農場の検疫、消毒、移動制限の徹底。

これを10月9日まで(発生から1か月)
することで感染の拡大を防ぎます。

 

一つ気がかりなニュースもありまして、
野生のイノシシ5頭も豚コレラに感染していたという。

46頭調べたうちの5頭ということは
1割近い猪に感染が認められたということ。

日本有数のいのしし大国・我が故郷千葉県に
あてはめると
27年度のイノシシの狩猟・捕獲数が22,574頭
ですので2,000頭前後のイノシシが感染することになります。

そう考えると恐ろしいですね。

まとめ。

  • ヒトに害はない
  • 豚・イノシシが罹ると治らない
  • 万が一ヒトが食べても大丈夫

ということです。

ヒトにはうつりませんが
ウイルスに触れたヒトがウイルスを運ぶので
畜産関係者の消毒も重要になります。

 

全家畜を殺処分され、大変な被害に遭われた
農家の方にお見舞い申し上げます。

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