実践編④ 寝違え、背部痛、めまい

nechigae senaka memai

実践編もついに第4回を迎えました。

そろそろネタも無くなってきましたが
無い知恵を絞りだして書いていきます。

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・ねちがえ。

 

まずは首の寝違えから紹介していきましょう。

寝違えは柔整でも扱える
れっきとした急性疾患です。

急性疾患だけあって、首を直接刺激しすぎると
症状が余計に悪化することが多々あります。

これを防ぐためにも首はなるべく触らずに
腕のツボ、経穴を使って痛みを取っていきます。

 

経穴なんて聞くと難しそうですが使うのは数か所。
具体的には
肩貞、天井、曲池、手三里、ラクチン。など。
位置はググってみてください汗

自分が特によく使うのは天井。
ここを患者がジタバタするぐらい刺激しながら
首を動かしてもらいます。

そうすると、あら不思議。痛みが取れていきます。
ほとんどの患者さんは
「腕の方が痛い」といいますよ笑

 

ここで一つ小ネタを。
数年前に流行ったらしいんですが、
とあるゴッドハンド輝という漫画で紹介された
寝違えの治療法。

今ぐぐって調べてみたんですが何でも寝違えは
「腋窩神経」の圧迫で起こるんだとか。
ふむふむ。

で、自分がこのあと背部痛の中で
紹介しているような肩関節のストレッチをすると
楽になるんだとか。

けっこう楽になるらしいですよ?
ただ、自分はやり方が悪かったのか、
自分でしたからなのか、
効果はあまり実感できませんでした。残念!

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・上背部痛の発生と対処法

 

腕のツボを紹介しましたので
ついでに背中の張りの取り方を紹介します。

まずは、どのような時に背中が痛くなるのか。
重たい物を持つ。
ぶつける。
急性期の原因としてはこんなとこでしょうか。

自分も背中が痛くなる人間なのでわかるんですが
慢性的に痛む人は大概、姿勢が悪いです!

姿勢が悪くて背骨の重心がずれ、
重たい頭を支え続けた結果背部の筋に
大きな負担がかかっていくのです。

 

では、施術していきます。

背部の凝りはほぐそうと思い直接刺激しても
押してる間は楽になるがまたすぐに痛くなる。

ので、ここでも他の部位同様遠隔から
刺激を送っていきます。
上部の場合、特に肩関節周りから
腕をほぐすことに結構な労力を使います。

寝違えのときに使ったツボを刺激しながら
50肩の記事で紹介したような手技を用い、
肩関節周りをほぐしていきます。

さらには50肩のときは遠慮しいしいしていた
ストレッチを思い切りキメてやります。

外転・外旋、外転・内旋、水平伸展など
「キク~」というぐらい伸ばします。
その上で背部を押圧していくと一味違った効果が得られますよ!

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・めまい

 

次はめまい。

頭位性のめまいや、回転性めまい等、
色々ありますがめまい全般についての、
大まかな話です。

今まで同様、「これだったら治る」とか
「これは専門外です」みたいなんではなく
こういう風にしていけばよい傾向にしていけますよ、ぐらいに思っておいてください。

 

まず、めまいを起こす患者さん、
だいたい首、肩がガチガチになってます。

それをほぐすだけでだいぶ違うのですが
自分の場合、その中でも
耳の周りを重点的にほぐしていきます。

 

耳って平衡感覚を司ってるとこ、
なのでそこにつながる血行をよくしてあげれば
よくなるに違いない!
そんな安直な発想なのですが。

そんな中、最大のポイントは翳風(えいふう)。
えいふうって変換したら一発で出てきて驚いた!
ってことは皆知ってるのかな?まあいいや。

位置的には胸鎖乳突筋の前縁の一番上、
下顎角との間です。

そこにしこりがあったり、自分の感覚なんですが
胸鎖乳突筋に沿って細かい硬結が
まだらにへばりついてるような人、悪いです。

 

ただ、こうなってる人、扱いが難しいです。
首なんでやりすぎると余計悪くなったり。

その人に最適な刺激量をコミュニケーションを
取りながら模索していきましょう。
そして、ここまでお付き合いしてくださった方たちならわかりますね?
同じところばかり刺激せず、
全体的な流れを考えて施術していく、と。

そうすることで少しずつ、改善を図っていきます。

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