石油不足による全世界的な
エネルギー不足が懸念される昨今、
代替燃料を駆使して様々な工夫を凝らし生き残りを図ろうとする我々人間。
潮力発電、地熱発電、太陽光発電、シエルガス。
はたまたなんかの映画の世界のように
コンピューターが世の中を支配し、
人間は体内電気で発電するだけ〜なんて世の中になるかもしれない。
そんな中ヨーロッパはスペインで開発された?
風力発電に注目が集まっています。
一般的な風力発電
概要
風力発電は地球に優しく無尽蔵な
再生可能エネルギーです。
発電には風力タービンと呼ばれる風車を
風の力で回すことで電気を生み出します。
自転車のライトの発電機みたいな感じですかね。
巨大な風力発電所、ウインドファームは
送電線に繋がれている何百機もの風車で構成されています。
化石燃料の代替としての風力は、
大量で、再生可能で、広域に分布し、
クリーンで、稼働時に温暖化ガスを排出せず、
少しの土地を使うだけという、非常に優秀な動力源です。
現在、世界の電気需要の約4%が風力によって
賄われており、急激に加速しています。
中にはデンマークのように総電力の
三分の一以上を風力で賄う国もあるそうです。
長所
二酸化炭素などの温室効果ガス排出量の
低減効果があり、環境負荷が小さい
化石燃料の使用量を削減するため
コストを低くできる
また、燃料の価格に左右されないため
安定した供給ができる
短所
発電機を置く場所の環境に
大きく左右されるため
出力電力が安定されにくい
周囲に騒音被害を与える恐れがある
発電機は大型化の傾向にあり、
点検・補修にかかるコストが増大している
そんな中、誕生したのが
スペインでブレードレスという
新しい風力発電システムが発明されました。
公称、騒音が小さく、設置スペースも小さく、
発電量は風車より60%大きく、
鳥を殺すことのない画期的な発電システム。
どういうものなのか、調べてみましょう。
まずは、風力発電ですが、風車がない。
これは、一体・・・?
どうやら上下に分かれたポールの形状に
秘密があるようで上下の揺れ方の違いが
エネルギーを産むらしいのです。
設置スペースの件は分かりますよね。
本体はタワー型で大きくなるにつれ、
羽根も同様に大型化していきます。
円の直径が大きくなればそれだけ
設置スペースが取られてしまいます。
ですが羽根が無ければ狭い場所に設置できますよね。
でも風車がないのに本当にそんなにたくさんの
エネルギーを生み出せるの?
確かに一機あたりの発電効率は30%劣るそうです。
ですが先ほどの設置スペースの問題で、
従来よりもたくさんの発電機を同じスペースに置けるのです。
その結果従来比60%増が実現できるわけです。
さらに頼りなさそうに見える本体は
カーボンファイバーとガラス強化繊維で
作られていて、軽さと強度を兼ね備えています。
その上タービンが無いことで耐久性が異常に高く
生産や施工の手間、費用が減らせて
さらに羽根が故障するリスクも減らせるのだ。
これは導入しない手はないね!
まとめ。
先のゴミベルトのボイヤン君しかり、
本当にすごいです。
こういう発明をする人。
皆で力を合わせて
人類の明るい未来を築いていきたいですね。